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むつ市内の小中学校4校の給食にも、アゲ魚っ子!

これまでアゲ魚っ子を使った学校給食用のメニュー開発に、ずーーーっと挑んできましたが。いよいよフライドフィッシュボール、通称「アゲ魚っ子ボール」が完成!2022年2月24日に、むつ市西通り学校給食センターで配食する川内小中学校、脇野沢小中学校の4校の児童・生徒250名に向けて、無償提供しました。海のごちそうを通して海の豊かさを知り、海を守る心を育もうという取り組みが、大間からむつ市に広がりました!

にぐじゃないよ~しろみだよ~!

今回提供したメニューは、フライドフィッシュ・ボール、通称「アゲ魚っ子ボール」。白身魚であるアブラメを使って、小骨と皮もいっしょにミンチにしたものに、ツルアラメという海藻の粉末とオニオンソテーも加えました。衣はほんのりカレー味でサクサク。1個あたり20gほどなので、小学生には2つずつ、中学生は3つずつ提供しました。さらに取組みの趣旨を子どもたちにわかってもらうため、「しろみ魚の図鑑」などの学習資料を配布して、海の食育活動も行いました。

下北半島の子どもは、魚っ子になーれー!

川内小学校の5年生のクラスでは、黙食に配慮して、給食の前に実行委員会が作った動画も見てもらい、担任の先生から大間アゲ魚っ子キャンペーンの趣旨をお話していただきました。
児童からは、「とてもおいしい、家でも作ってみたい」「動画や資料を見て、目の前の海の様子も変わってきているということや、大間でもマグロ以外の魚も獲れるということが分かった」「しろみの魚の種類がいろいろあって興味がわいた」などの感想が寄せられ、ふだん魚を食べない子どもも含めて、なんとなんと全員完食ーー!とってもうれしい結果になりました。

■担任の田中春香先生より
「焼き魚だと骨が気になってきれいに食べられない子供でもミンチにしたものは食べやすいようです。動画や資料を見てからいただいたので、『海藻が入ってる』とか『骨や皮も入ってるの?』など、普段の給食と違って興味をもって食べていました。釣りをする子供もいますし、目の前の海のお話で、身近に感じられたようです。」

■栄養士の久保真彩先生より
「子どもの魚離れが進んでいるのは、魚を食べる機会が少なくなっているからだと思います。給食で魚をおいしく食べることによって、魚もおいしいものだと関心を持ってもらえるといいと思います。アゲ魚っ子ボールは、塩分控えめながら、ほんのりカレー風味で魚臭さもなく、骨や皮ごとミンチにしている食感も感じられて、お肉ではないというのがわかります。子どもたちも完食していたので美味しかったのでしょう。とてもいい機会をいただいたと思います。」