お知らせ
NEWS「海のアゲ弁」食べて学ぼう!ーーお弁当を無償提供して「海の食育」を!
大間町の小学校には、学校給食がありません。だから、青森県の大型スーパー・マエダストアと共同開発した「海のアゲ弁(大間アゲ魚っ子弁当)」を、大間小・奥戸小の全児童約200名に無償提供。海のごちそうを通じて海への興味関心を喚起し、豊かな海を守る心を育むため「『海のアゲ弁』食べて学ぼう!」を実施いたしました。「海のアゲ弁」は、魚が苦手な子どもでも食べやすいお弁当。オリジナル動画を視聴してもらいながら、大間の海や漁業の特徴、海の問題を、楽しく食べて学びました。

ひじきご飯の上に、ロウソクホッケのアゲ魚っ子ボールがコロンコロン
大間アゲ魚っ子弁当、略して「海のアゲ弁」。ひじきの混ぜご飯に海苔を敷いて、メインのおかずの新メニュー”ロウソクホッケのアゲ魚っ子ボール”がのっかっています。さらに、みんなの好きなタコさんウインナーにタコのから揚げ、とどめの卵焼きにゆで野菜と、彩りもキレイなお弁当。「いただきます」をして蓋を開いて、まずは魚っ子ボールをパクリ。ロウソクホッケは細くて脂がないから、なかなか活かされなかった魚だけど、揚げ物にするとうまい!「おいしい!」「もっと欲しい!」とうれしい声が聞こえてきました。ふだんは魚をお弁当に入れない子も「これなら食べられる!」と笑顔で完食してくれました。


オリジナル動画を視聴して、おいしく楽しく海を学びます!
津軽海峡に生息するさまざまな海の生き物たちをイラストで紹介した「津軽海峡 しろみ魚図鑑」をお弁当といっしょに配り、約10分間のオリジナル動画も視聴してもらいました。動画は、津軽海峡の海の特徴や海産物などの解説、今起こっている海の問題がわかる3択クイズ、子どもたちが歌詞を作った海の子ソングに自ら出演したPV映像など、内容は盛りだくさん。特に3択クイズでは、答え合わせでガッツボーズをする子がいたりと、大盛り上がり!
最後は「海の未来を、みんなでアゲアゲ!」の合言葉で、全員がアゲアゲポーズ。「海の未来を守る海の子になるっ!」と、誓ってくれました。


■小学生の声
・お弁当のアゲ魚っ子ボールがちょっぴりカレー味でおいしい。
・魚っ子ボール、もっと食べたい。あともう1個入っててほしかった。
・お寿司の魚以外は美味しくないと思っていたけど、このフライボールは美味しい。
・帽子(かぶりもの)がおもしろかった。来てくれて楽しかった。
・動画を見て大間の海で一番とれているのが、マグロでなく昆布だったのを知り驚いた。
・海をきれいにしたいし、大事にしたい。魚を助けたい。
■先生の声
・子ども達は、目の前に海があり、そこでたくさんの魚や海産物がとれていることを当たり前に思って生活しているんだということに気づかされました。動画は、低学年にもとても分かりやすく、メッセージが伝わってくる素晴らしいもので、SDG’Sの教材としても活用できるものだと思いました。

