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大間小学校6年生の海洋環境学習と食育「出動!大間小学校 海洋ごみ調査隊」を開催しました!

海の町「大間」の子どもたちが、海洋ごみの現状や海の食体験を通して海の問題を知り、海を守るために自らアクションを起こそうという心を育むため、大間小学校と連携し、9月22日(金)に「出動!大間小学校 海洋ごみ調査隊」を開催いたしました。

<海洋環境学習> 海洋ごみの影響を学んだ後、現地でごみ調査。大間崎へ出動!

毎日ごみを拾い続ける、ごみ拾い活動家の三津谷あゆみさんがブルーサンタ姿で大間小学校に登場。6年生の教室で、海洋ごみの8割は陸から川を流れてたどり着くことや、海にはプラスチックごみが一番多いことなどを説明してもらい、児童たちは真剣な表情で話を聞いていました。
その後バスに乗り込み、海岸沿いのごみの状況を車窓で確認しながら、活動場所である大間崎に到着。グループごとにトンガー(トングで拾う人)、フクラー(分別して袋に入れる人)、キロッカー(種類別に数を記録する人)に分かれ、海の近くにはどんなごみが落ちているのかを調査しながら、楽しくごみ拾いをしました。20分間で、使い捨てられたマスクや軍手などの小さなものから、発泡スチロールの箱や自転車の部品などの大きな海洋ごみまで、たくさん集まりました。
その結果をグループごとにまとめ、未来の大間崎からごみを無くするためにどうしたいかを発表。海“海を守りたい”という想いがみんなの心にしっかりと芽生えたようでした。

<海の食育>「アゲ魚っ子のおにぎり弁当」で海の美味しさをかみしめた調査隊員たち!

海洋ごみ調査隊の活動後は、浜辺に腰かけて「アゲ魚っ子のおにぎり弁当」のお昼ごはん。ごはんに挟んでいるのは、”津軽海峡産のろうそくホッケ”を小骨や皮ごとミンチにし、衣でカリッと揚げたホッケカツです!食べてもらう前に、”津軽海峡産のろうそくホッケ”は脂が少なく身が細いため、地元の漁業で活用されていない”人気のない魚”であることをお話ししました。また、イカリングやエビフライ、タコ焼きなど、海の幸満点のおかずをセット。普段魚をあまり食べないという子も、しっかり完食できました!

今回の活動で、自分たちが暮らす海や環境に悪影響を及ぼす海洋ごみがあることを知り、その海で獲れている魚のおいしさを知って、海を大切にしたい!という気持ちがますます強くなったようです!

参加した小学校6年生の声

・このイベントを通して、改めてポイ捨てをしない、見かけたら注意しよう!という気持ちが強まりました。今、私にできることは買い物にいくときエコバッグを持ち歩くことと、水筒を持ち歩くこと。それ以外にも私にできることがあればやろうと思いました。

・岩の隙間や、かげなどを見るとすごくたくさんごみがあることが分かりました。まだまだごみがあったので時間があればごみ拾い活動をしたいです。

・おそらく、外国から流れて来たであろう瓶もあって、海の状況が大変なのは日本だけじゃないんじゃないかと考えました。家族にはこの活動で見つけたごみの種類について話したいです。

・お弁当のイカリングや、おにぎりの魚っ子がおいしかった。骨をとるのが面倒で魚を毛嫌いしていたけど、こういう魚弁当なら毎日でも食べたい。

先生の声

・講師の三津谷さん自身が毎日ごみを拾っている方なので、とても説得力があり、子ども達の心に届いたと思います。最後に目の前の海で漁獲された魚で作ったおにぎり弁当を食べ、海の有り難さも実感できたと思います。このような機会を与えていただきありがとうございました。