お知らせ
NEWS下北半島全5市町村の小中学校に約1,000食分のアゲ魚っ子ボールを無償提供&海の出前授業【下北半島 海の食育ウィーク 】を開催しました!
食を通じて海への興味関心を喚起し、「豊かな海を守ろう」とする心を育むため、下北半島全5市町村の小中学校・給食センターと連携し、11月13日(月)~17日(金)のいい魚(さかな)週間に【下北半島 海の食育ウィーク:食べて知ろう!学ぼう!わいだぢの海】を開催いたしました。

アゲ魚っ子ボール1,000食分を無償提供し、下北半島の全5市町村で「海の食育」実施!
11月13日(月)~17日(金)を、”いい魚(さかな)週間”の「海の食育ウィーク」として設定。下北半島の小中学校10校において、津軽海峡産の未利用魚「ろうそくホッケ」で作ったフライボール「アゲ魚っ子ボール」を、全校児童に味わってもらいました。学校給食のない下北半島の3地域(大間町・佐井村・風間浦村)には、青森県のスーパーチェーン・㈱マエダと共同開発したお弁当「海のアゲ弁」という形で約330個を提供し、東通村・むつ市(川内・脇野沢地区)には、管轄の給食センターを通して学校給食として約660食分を無償提供しました。昼食時間には、下北半島の海で獲れる魚や、海で起きている問題が楽しく学べるオリジナルの教材動画も視聴してもらい、さらに、海の出前講座を開いて海の学びを深めました。




大間小学校では、海を知り学び「海の子」行動宣言。わいだぢは、海を守る!
大間小学校での「海の食育」は、ウィーク最終日の11月17日。全校児童165名に「海のアゲ弁」を提供するとともに、6年生を対象に、豊かな海を守るために自らアクションを起こす、「海の子」を育むための特別授業を実施しました。特別授業は、地元の海で獲れている魚や特徴、海で起きている問題などを学ぶミニ講座からスタート。その後はグループ対抗の「海の子ウルトラ〇×クイズ」で盛り上がりました。今回の特別授業で、自分たちの暮らしを支える海の変化や多様性、その問題を知り、その海を守りたい!という気持ちになった児童たち。最後は、これからどう行動していくかをグループごとに話し合い、「ごみ拾いする!」、「魚をたくさん食べる!」とボードに書き入れ、力強く行動宣言。その行動宣言ボードを手にして、「わいだぢ(私たち)は海の子になる」と、海の未来をアゲていくための「アゲアゲ」ポーズで誓いを立てました!


参加した児童・生徒の声
■11月13日:奥戸小学校
・2050年には魚よりが多ごみくなるとういことを知り、びっくりしました。
・海水温が1℃あがると魚貝からしたら、10℃あがるのと同じことだと知って驚きました。
■11月13日:佐井中学校
・磯やけという水温の上昇などの影響でコンブなどの海藻が生えず、ウニも食べるものがないので、中がスカスカになり、スカスカウニが増えすぎて、さらに海藻を食べつくすという悪循環のあることや、海が酸性になっている理由に地球温暖化の原因ともなっている二酸化炭素があること、空気中に出された二酸化炭素を海が吸収して、海が酸性化すると、貝類やウニ、サンゴなどが殻や骨格を作れなくなってしまうことなどの海の問題が分かりました。
■11月15日:東通中学校
・海についての問題が思ったよりも深刻で、海の生態系や私たちの食生活に影響があることを知ることができました。これから地球温暖化について、陸の事だけでなく海の事についても気にかけるようにしようと思いました。
■11月16日:風間浦小学校
・二酸化炭素は、珊瑚や貝が作りにくくなることを勉強して初めて知りました。
・弁当のひじきごはんが美味しかったです。帽子があげ魚とゴンベでできているのが面白いし、クイズがたくさんあって、色々な問題があったのが楽しかったです。
■11月17日・脇野沢中学校
・大間アゲ魚っ子の活動には、たくさんの魚が使われていることがわかりました。海の近くに住んでいるので、これからもたくさんの魚を食べたいと思ったし、海の環境問題についても調べてみたくなりました。





