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津軽海峡産のロウソクホッケをさばいてホッケカツに!「さばいて知ろう!わいだぢの海」を開催!

11月28日、大間町内の奥戸(おこっぺ)小学校5・6年生を対象に、「海の未来をアゲアゲに―さばいて知ろう!わいだぢ(私たち)の海」を開催いたしました。地元産の白身魚”ロウソクホッケ”を自らさばき、調理して食べるという体験を通して、ふるさとの海への興味関心を喚起し、豊かな海を守るために自らアクションを起こそうという心を育てるための取組みです。

ロウソクホッケを3枚おろしに!自分でやってみたら、さばけた!

ロウソクホッケは20センチ前後と小ぶりで、脂がのる前の細いホッケ。事前学習で、群れで生息しているため、イカやタラを獲る網に大量にかかってしまうのに、地元ではなかなか活用されていないことを知った子どもたち。そのロウソクホッケを調理室で間近に見て触って、納得している様子でした。
まずは講師の荒谷潤治さんがお手本のさばき方を見せて、包丁の入れ方やコツを指導しました。その後、3つのグループに分かれて、奥戸漁協女性部の新井田若子さん、萬谷津奈子さんを加えたそれぞれの講師のマンツーマン指導で、鱗を落とし、頭と内臓を切り離し、三枚おろしにしていきます。
昨年も体験している6年生は、とても上達していてびっくり!最初は自信がなさそうだった5年生の児童も、全員がしっかりと魚をさばくことができました!

ホッケのミンチとツルアラメが入った「魚っ子カレー」をかけて、いただきます!

一番難しい魚をさばく体験を終えた子どもたちは、達成感にあふれた様子。その後は楽しそうにホッケに衣を付け、鍋にカレーの材料を準備。皮や小骨ごとミンチにしたホッケの身と、地元産の海藻ツルアラメの粉末を具材として投入。料理家の栗原心平さんが大間町の子どものために考案してくれた、海の風味豊かなオリジナルレシピのカレーです。カツがカラッと揚がった頃に、カレーも完成。ホッケカツにたっぷりかけて、みんなでいただきました。
わいだぢ(私たち)の海に住む魚を、自分の手でさばいて調理して食べたことから、普段はあまり魚を食べない子も魚のおいしさに気づけたようです。この体験が「豊かな海を守ることで、未来をさらにアゲアゲにしよう!」と自らアクションを起こす契機となったに違いありません。

参加した子どもたち、先生からの感想

・久しぶりにホッケカツカレーを一から全部作りました。自分たちでおいしく作れたので家でもおいしく作ってみたいです。
・ホッケをさばくのがとてもむずかしかったです。担当の人がわかりやすく教えてくれてとても上手にできました。家でも魚をさばきたいです。
・魚が年々獲れなくなってきていることを知り、魚を食べて(漁業関係者を)応援したいと思いました。

・マンツーマンのていねいなご指導により、貴重な体験ができましたことに感謝しています。今回の活動を通し、目の前の海を大切にし、魚をさばける子に育って欲しいと感じました。(先生より)